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東日本台風3年
相模原・被災現場のキャンプ場、遺族らが犠牲者追悼

社会 | 神奈川新聞 | 2022年10月12日(水) 21:40

台風19号で犠牲になった関戸基法さんの冥福を祈り、川に向かって手を合わせる長女の高崎幸江さん=相模原市緑区の神ノ川キャンプ場

 2019年の台風19号(東日本台風)の上陸から3年となった12日、増水した川への車の転落や土砂崩れなどで8人が死亡した相模原市の被災現場4カ所で、遺族や本村賢太郎市長が犠牲者を追悼した。

 この日、増水した川の濁流にのまれて経営者の関戸基法(もとのり)さん=当時(82)=が死亡した同市緑区青根の神之川キャンプ場では、跡を継いだ長女の高崎幸江さん(62)と、長男の関戸法雄さん(60)、次男の芳夫さん(56)がキャンプ場内を流れる川のそばに花を手向け、手を合わせた。

台風19号で犠牲になった関戸基法さんの冥福を祈り川に向かって手を合わせる遺族ら=相模原市緑区の神ノ川キャンプ場

 被災後、高崎さんらは復旧作業を進めて20年3月に営業を再開。今でも基法さんを慕って手紙が来たり、花を贈ってくれる利用者がいたりするといい、高崎さんは「お客さんや友だちみんなの後押しがある。前を向いて頑張ろうという気持ちが強くなっている」と話した。

 キャンプ場運営を手伝う法雄さんは「3年はあっという間だった。何もないところからキャンプを始めた父親の偉大さを感じる」と振り返った。芳夫さんは「以前のようににぎわいのあるキャンプ場にしていきたい」と前を向いた。

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