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特殊詐欺の実態 “飛び”の男たち
「億の金ある」と聞いた男たち 計画は突如、前倒しに

社会 | 神奈川新聞 | 2022年9月7日(水) 17:00

 2022年上半期(1~6月)は、8年ぶりに特殊詐欺の被害額が増加に転じた。増長する詐欺の被害は一層深刻化し、さらに複雑、巧妙化している。連載「特殊詐欺の実態」の第3弾では、その中でもとりわけ特殊な犯行手口である“飛び”の実態に迫る。

 (詐欺グループ関係者や訴訟関係者、捜査関係者への取材のほか、被告や共犯者、証人による公判廷供述、訴訟関係資料を基に構成しています)


日付が変わろうかという深夜に男たちが強盗の準備をしたレンタル倉庫の敷地=綾瀬市

 「億の金がある」

 男たちは、そう聞かされていた。

 2020年1月10日から11日に日付が変わろうかという深夜。実行役の3人は、指示通り小田急江ノ島線の桜ケ丘駅に到着したが、具体的にどこの家を襲えという連絡はまだだった。

 腹が減っていたので、駅近くで目に付いた居酒屋へ入った。3人のうち2人は未成年だったが、ビールとつまみを注文した。

 料理がテーブルに運ばれてくる前に、実行役を仕切っていた茅ケ崎豪=仮名、逮捕当時(19)=のスマホに、指示役の新崎皐=仮名、逮捕当時(23)=から連絡が入った。

 「急いで現場へ行け」

 3人は居酒屋を出て、指示された民家へタクシーを走らせた。

地元でも指折りの名家

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