
県西地域の住宅で発生したウサギの多頭飼育崩壊を巡り、約210匹のウサギを保護した県動物愛護センター(平塚市土屋)と一般社団法人「アニプロ」は3日、合同の見学・譲渡会を同センターで開いた。既に半数以上のウサギの譲渡先が決まっており、新しい飼い主は「家族の一員として大切に育てていきたい」と話していた。
この日は事前予約した県内の約50組が見学や相談に、県内外の約150人が譲渡会に訪れた。茅ケ崎市から夫婦で訪れた公務員小出拓さん(59)は「4年前までウサギを飼っていたので飼育用品が残っていた。報道を見て命を助けたいと保護を決めた」と、大人のウサギ1匹を迎えていた。
センターには残り10匹
多頭飼育崩壊、ウサギの譲渡続々決まる「大切に育てたい」
譲渡されたウサギ=3日、平塚市土屋 [写真番号:1109989]
県動物愛護センターで行われた譲渡会。ウサギの新しい飼い主が決まっていた=3日、平塚市土屋 [写真番号:1109991]
ウサギの譲渡会=3日、平塚市土屋 [写真番号:1109992]