新人幹部を一人前の船乗りに鍛え上げる海上自衛隊の練習艦隊が世界一周の航海を終え、２２日午前、横須賀基地（横須賀市）で帰国行事が行われた。４カ月間で４万８６００キロを航行し、世界７カ国に寄港。操艦技術と国際感覚を養った。
練習艦隊は１９５７年に始まり、今年で６６回目。４月２４日に練習艦「しまかぜ」と「かしま」の２隻で横須賀を出港した。防衛大や一般大学を経て、３月に幹部候補生学校（広島県）を修了した女性２０人を含む初級幹部１６０人が参加。タイ海軍の留学生１人も加わった。
操舵（そうだ）や見張り、救助など船乗りの基本動作を学びながら、西回りにスリランカ、オマーン、ジブチ、フランスなどに寄港した。
ロンドンではタワーブリッジを通過
世界一周の訓練「終わった～」 横須賀で海自艦隊帰国行事
世界一周航海を終え、４カ月ぶりに家族と再会した練習艦隊の初級幹部ら＝海自横須賀基地 ［写真番号:1107901］
