1945年5月29日の横浜大空襲。体験者が少なくなる中、惨禍を末永く伝えるため、過去の神奈川新聞に掲載された体験記を再録します。
現代の観点では不適切な表現もありますが、掲載当時の表現、表記をそのまま掲載しています。(※)で適宜編注を入れ、改行や句読点などを追加しました。
岩田千代子さん(当時18歳)
1982年5月29日掲載
反町駅から50メートルぐらいの神奈川区松本町に住んでいました。神奈川高等女学校(※現在の神奈川学園高校)を出て、横浜洋裁(※現在の岩崎学園横浜fカレッジ)に行ってまして18歳でした。
大空襲の日は朝早くから警報が鳴り、今日は普通の空襲ではないと、家族皆逃げ…