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平和つなぐ
どうなる?核のタブー 被爆3世桐谷さん「証言こそ現実」

社会 | 神奈川新聞 | 2022年8月6日(土) 11:50

 終戦77年。ウクライナ情勢の激化により、日本国内でも防衛力強化の世論が高まる。戦争を知る世代と、継承する者の警告に耳を澄ます。


ゼミ生に被爆3世の出自を打ち明ける桐谷さん=7月、藤沢市の多摩大湘南キャンパス

 私は、被爆3世。多摩大で被爆地の戦後史を教える専任講師の桐谷多恵子さん(41)=横浜市=は7月の前期ゼミ最終日、藤沢市内のキャンパスで生徒に告白した。

 研究に私情を挟むべきでないと考え、あえて出自を隠してきたが、たまりかねた。広島と長崎の原爆投下から77年、「核のタブー」が破られ始めた風向きに。

 ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領は核兵器の使用をちらつかせ、ストックホルム国際平和研究所は6月に「核使用のリスクは冷戦後最大」と指摘した。国連のグテレス事務総長は「人類は広島と長崎の恐ろしい炎から得た教訓を忘れつつある」と懸念する。

 日本国内でも東欧情勢に危機感があおられ、核武装や米国との核共有論まで浮上した。保守層は「議論をタブー視してはならない」(故・安倍晋三元首相)、国是の非核三原則を「昭和の価値観」(松井一郎・日本維新の会代表)と踏み込む。

 強硬論に抗(あらが)うように、桐谷さんは「研究者である前に一人の人間に立ち返りたい」と半生を語り始めた。

「血が汚れる」と拒絶

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