新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県横須賀市は5日、90代女性と70代男性の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女計620人の感染が新たに確認されたと発表した。
死亡した女性は市内在住でクラスター(感染者集団)が確認された特別養護老人ホームの入所者。7月29日に陽性と判明し、8月2日に基礎疾患の悪化により亡くなった。男性は横浜市在住で7月29日に死亡後、横須賀市内の医療機関で解剖したところ、8月1日に陽性と判明した。死因は新型コロナ以外の疾患という。
新規感染者の年齢別内訳は、30代107人、20代101人、40代99人、50代84人、10代70人、10歳未満55人、60代42人、70代35人、80代18人、90代8人、100歳以上1人。
市は市内7カ所で新たなクラスターを認定した。共同生活援助施設など5施設で計34人の感染が確認され、海上自衛隊の2部隊で計15人の陽性が判明した。
既にクラスターが発生している特別養護老人ホームなど10施設で35人の陽性が判明し、感染者は計163人となった。海自4部隊でも6人の陽性が確認され、感染者は計54人となった。
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防衛大学校(同市走水)は5日、学生と職員計42人の感染が確認されたと発表した。