女性の自殺が急増している。非正規雇用が多い女性の暮らしを新型コロナウイルス禍が直撃した。一過性の問題ではない。女性が長く置かれてきた社会の構造的差別がパンデミック(世界的大流行)により顕在化したと訴える専門家は多い。
パートナーからの暴力(DV)など、さまざまな困難にある女性を支える横浜市男女共同参画推進協会(田雑由紀乃理事長)は昨年1月、コロナ禍による経済不安や生活不安を抱えた女性たちを対象にした電話相談室を初めて設けた。
1年間に寄せられた相談は240件。営業時間短縮が続いた飲食関係では…