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共生社会実現へ 相模原市職員に研修 やまゆり園事件6年

社会 | 神奈川新聞 | 2022年7月13日(水) 05:30

相模原市の職員を前に現在の取り組みなどについて語る「津久井やまゆり園」の永井園長=同市中央区

 19人の知的障害者が殺害された津久井やまゆり園事件から間もなく6年。事件が起きた相模原市は共生社会を実現するため、職員を対象にした「学びの場」を設けている。今年も11日に津久井やまゆり園の園長らを招いた研修会を行い、地域生活移行や意思決定支援について理解を深めた。

 市は事件が起きた2016年以降、毎年、障害者差別解消をテーマにした研修を実施している。今年は津久井やまゆり園の永井清光園長が初めて登壇し「事件が防げなかったことは犠牲者に大変申し訳なく思っている。利用者をしっかり支援していくことが使命だと思っている」と語った。

 その上で、永井園長は今後の取り組みの大きな柱として「地域生活移行」と「意思決定支援」を掲げた。

 国は施設からグループホーム(GH)などに移る地域生活移行を掲げ、同園も5カ所でGHを運営し、29人が入所している。やまゆり園は利用者全員の地域生活移行を目指し、外部の通所事業所で作業体験したり、自治会活動へ参加したりしながら、地域との交流を深めているという。

進まぬ地域生活移行

 
 

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