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時代の正体 記者の視点=田中大樹
沖縄復帰50年(中)「不屈」に望む平和

社会 | 神奈川新聞 | 2022年6月22日(水) 10:42

 紺碧(こんぺき)の空の下、背丈の低い緑が潮風に揺れていた。断崖に立ち、海原を見下ろす。群青に白い糸を引きながら、一隻、また一隻と漁船が近づいてきた。

 4月28日、沖縄本島最北端の辺戸岬(国頭村)。1952年のこの日、サンフランシスコ講和条約が発効し、日本が主権を回復する一方、沖縄は日本の施政権から切り離された。「屈辱の日」と呼ぶ。

 彼方(かなた)にうっすらと島影が浮かぶ。米統治下、鹿児島・与論島との間を走る北緯27度線は「国境」だった。60年代には漁船に乗った人々が沖縄と本土の双方から付近の海に集い、復帰を誓い合っていた。

 講和条約発効から70年を迎え、約20隻に分乗した130人ほどが海上集会を再現した。船影は集会を終え、沖縄側に引き揚げてくる船団だった。

「祖国」の裏切り

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