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福島原発かながわ訴訟(下)被害直視した賠償を

社会 | 神奈川新聞 | 2022年6月15日(水) 10:00

「福島原発かながわ訴訟」の原告の自宅敷地内で、放射線量を計測する弁護士ら(弁護団提供、2018年撮影)

 福島第1原発事故でふるさとを奪われた責任を追及する「福島原発かながわ訴訟」は、今も闘いを続けている。原告は57世帯169人。11年前、東日本大震災発生当初から神奈川県内への避難者の声に向き合い、弁護団事務局長を務める黒澤知弘弁護士(47)は言う。

 「事故の被害は続いている。被害の実相に見合った賠償を、求め続ける」

 東日本大震災から11年がたった今年3月16日深夜、東北を襲った地震。宮城、福島両県で最大震度6強を観測し、3人が死亡、240人以上が負傷した。

 「震災を思い出して怖い」

 「原発は大丈夫なのか」

 東北地方で地震が起きるたび、黒澤弁護士は訴訟の原告らから、不安の声を聞き続けてきた。

 黒澤弁護士はかみしめるように言う。

 「東日本大震災も、原発事故も、終わっていない。現在進行形の問題なんです」

「テストの採点のよう」

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