宮ケ瀬ダムの下部から水を放流する「低位常用洪水吐(こうずいばき)予備ゲート」の開閉用ワイヤが、2001年のダム完成以来初めて交換された。総重量4トンを超す金属製ワイヤだが、開閉操作の摩擦ですり減っていたといい、ダムを管理する国交省相模川水系広域ダム管理事務所の山崎孝次施設管理課長は「安全に作業をやりとげることができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。
同ダムには、洪水に備えた…
宮ケ瀬ダムの予備ゲート 完成以来初の開閉用ワイヤ交換
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ダム上部のゲート室の巻き上げ機に取り付けられた新品のワイヤ=5月25日、宮ケ瀬ダム [写真番号:1091091]
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建設機械でつり上げ、ゲート室の点検窓から内部に引き入れられた新品のワイヤ=宮ケ瀬ダム(相模川水系広域ダム管理事務所提供) [写真番号:1091092]
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試運転で100メートル下の放流管の位置から引き上げられ、水面から姿を見せた低位常用洪水吐の予備ゲート=25日午後4時45分、宮ケ瀬ダム [写真番号:1091093]