高気圧に覆われた29日、県内は厳しい暑さとなり、気象庁が気温を観測している5地点全てで今年の最高気温を更新した。横浜は29.9度と真夏日(最高気温30度以上)に迫り、7月下旬並みの暑さとなった。
気象庁によると、県内の他地点も6月下旬から7月上旬並みの気温となった。日中の最高気温は、海老名で28.3度、小田原では28.0度を記録。三浦は27.6度、辻堂で26.4度まで上昇した。
川崎市多摩区菅稲田堤の稲田公園には、児童や保護者が涼を求めて訪れた。
せせらぎが流れる中、子どもたちは「冷たい」と歓声を上げ、強い日差しが時折差し込む木陰で、ボールや網を手に水遊びを楽しんだ。
多摩区に住む女性会社員(35)は「きょうは暑く、子どもがこの場所に来たいというのでやってきた。水は思ったより冷たいけど気持ちいい」と話し、親子で足首まで水につかり笑い合っていた。30日も暑さが続く見込みで、日中の最高気温は横浜が29度、小田原は28度と予想されている。(井口孝夫、渡辺渉)
神奈川 全観測地点で今年最高の暑さ 横浜で29・9度
真夏日に迫る暑さの中、水遊びに歓声を上げる子どもたち=29日午後1時15分ごろ、川崎市多摩区菅稲田堤の稲田公園 [写真番号:1090292]
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