米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に一時寄港中だった原子力空母「エーブラハム・リンカーン」が26日午前、同基地を出港した。米海軍は行き先を明らかにしていない。
リンカーンは21日から乗組員の休養や補給のため、横須賀に寄港。横須賀を母港としない原子力空母の寄港は珍しい。昨年8月、原子力空母として12年ぶりに寄港した「カール・ビンソン」に続き2年連続となった。
リンカーンは米サンディエゴが母港。横須賀が母港の「ロナルド・レーガン」の同型艦で、全長333メートルで乗員は4779人。レーガンにはない最新鋭のステルス戦闘機F35Cやオスプレイを搭載し、より強力な戦闘力を誇る。(山元 信之)
米空母「リンカーン」横須賀出港 行き先明らかにせず
横須賀基地を出港する空母エーブラハム・リンカーン=26日午前10時半ごろ [写真番号:1089583]
出港する原子力空母「エーブラハム・リンカーン」 [写真番号:1089628]
最新鋭のステルス戦闘機F35C [写真番号:1089630]
原子力空母「エーブラハム・リンカーン」の艦載機 [写真番号:1089631]
私物のごみなどを搬出するために整列するリンカーンの乗組員 [写真番号:1089632]