ソフトボール男子で、中学生年代では県内唯一のクラブチームが奮闘を続けている。小田原市を拠点に活動する神奈川オーシャンドッグス。新型コロナウイルスの影響で部員集めに苦しみながらも、全国大会上位進出の目標は揺るがない。吉田智久代表(53)は「選択肢の一つとして、一人でも多くの小学生が興味を持ち、競技を続けてくれたら」と熱いまなざしを向けている。
練習試合の相手は限られている。4月の週末、小田原東高のグラウンドでは高校生と対戦。パワーに圧倒されながらも、今は一つ一つが得がたい経験だ。
唯一の3年生で主将の久保寺鮎仁は、はにかむ。「幼稚園からソフトボールをしてきたので、野球に行くともったいないと思ったし、全国大会にも行きやすい」
全国8強に〝逆風〟
神奈川の部活動は今 中学で切れる競技の糸 でも続けたい
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主将の久保寺(中央)を中心に高い結束力を誇るオーシャンドッグスの選手ら=4月、小田原東高 [写真番号:1088067]