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追う!マイ・カナガワ
マスク「屋外不要」論、国内でも高まる 屋内では?

社会 | 神奈川新聞 | 2022年5月18日(水) 05:40

 新型コロナウイルスの感染拡大から2年余り。海外で「脱マスク」化が加速し、国内でも屋外のマスク不要論が高まってきた。神奈川新聞「追う! マイ・カナガワ」取材班のアンケートでも、回答した760人のうち、6割近くが感染リスクが低ければ屋外は不要と答えた。一方、屋内は慎重論が根強い。本来の用途でない観点で要否を判断している傾向も浮かび上がった。(マイカナ取材班)


熱中症を懸念

 対人距離が確保され、会話しないなど感染リスクが低い場合、屋外でマスクを外すことに437人(57%)が「賛成」、198人(26%)が「反対」だった。

 不要派は熱中症への懸念が目立つ。横浜市中区の50代主婦は「暑い! もういい加減にして」とうんざり。屋外なら「着用を見直してもいい」(尾崎治夫・東京都医師会長)などと言及し始めた専門家の判断を信任する向きもあるようだ。

インフルエンザ並みに

 一方、着用派は屋外も「時期尚早」と警戒。国も熱中症予防で場合によって外すように呼びかけているが、「まだ治療薬が実用化されていない」(40歳主婦、綾瀬市)、「もし私が陽性で相手が重症化したら」(60歳女性看護師、横浜市緑区)と不安そうだ。外す時機をコロナの感染症法上の分類が「季節性インフルエンザ並みに引き下げられるころ」(60代主婦、同市保土ケ谷区)とする意見もあった。

 屋内は着用派が根強い。感染リスクが低い場合でも、マスクなしに「反対」は356人(46%)で、「賛成」の230人(30%)を上回った。

感染対策以外の理由も

 賛否それぞれに、感染対策以外の理由も顕著だ。「外した顔を周囲に見せるのは抵抗がある」(男子高校生、海老名市)、「本当は外したいが、世間の目を気にしてしまう」(50代女性、横浜市金沢区)と依存気味の着用派も。

 不要派はコミュニケーションの「弊害」を挙げる。藤沢市の50代女性保育士は「この2年で出会った中でお互いの顔を知らないままの人もいる」。横浜市青葉区のパート女性(40)は「いい加減外さないと恥ずかしくて外せない世代が出てきそう」と心配した。

 着用義務が3月に全州でなくなった米国や、航空機内と空港での着用義務を16日に解除した欧州連合(EU)各国のように、欧米を中心に幅広い脱マスク化が進む。日本でも同様の緩和を希望するのは216人(28%)にとどまり、353人(46%)は望まなかった。「どちらでもない」派からは「個人の判断を互いに尊重し合う雰囲気がほしい」(54歳自営業男性、川崎市多摩区)と寛容さを求める声も漏れた。

アンケートは、「屋外で対人距離が確保できれば不要」とする11日の松野博一官房長官の発言を受け、無料通信アプリLINE(ライン)で登録した「マイカナ友だち」を対象に12~16日に実施。無作為抽出の世論調査とは異なる。


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