新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は17日、新たに90代男女4人の死亡と、10歳未満~90代の男女804人の感染を確認したと発表した。感染者の症状別では中等症2人、軽症773人、無症状11人で、18人の症状が分かっていない。
市によると、亡くなった90代男性はクラスター(感染者集団)が確認されている市内の介護老人保健施設の入所者。1日に発熱し検査で陽性が判明、同日入院し、8日に新型コロナウイルス感染症で亡くなった。同施設では職員6人、入所者9人の計15人が感染、死者は初めて。
別の90代男性はクラスターが確認されている市内の有料老人ホームの入所者。4日に発熱し、5日に検査で陽性が判明。7日に呼吸苦があり入院したが、16日に心不全で亡くなった。同施設では職員10人、入所者38人の計48人が感染、死者は2人目。
90代女性は4日に呼吸苦などで入院。5日に陽性が判明し、12日に誤嚥(ごえん)性肺炎で亡くなった。
新規クラスターは5件。職員6人が感染した中消防署、職員と入院患者計5人が感染した横浜新緑総合病院(緑区)、職員と入院患者計9人が感染した平成横浜病院(戸塚区)ほか、いずれも市内の障害者入所施設、児童福祉施設で確認された。