外国人排斥のヘイト行為を繰り返す差別者集団「日の丸街宣倶楽部」が国会議員の非難を浴びた。8日、JR川崎駅北口で行われたヘイト街宣に有田芳生参院議員(立憲民主党)が街宣車で乗り付け、語気も鋭く差別扇動を指弾した。いら立ち、いきり立つレイシストの姿が公人による「差別の非難」がいかに効果的で重要かを物語っていた。
車載スピーカーから響く怒声が差別扇動の企てを無効化していった。
「国籍や民族、人種を理由にした不当な差別的言動、ヘイトスピーチを許さない!」「日の丸街宣倶楽部は直ちに川崎から立ち去れ!」
同団体代表の渡辺賢一氏は日本が外国人に支配されているという荒唐無稽な虚構に立ち、外国人を敵視し、排斥する「日本を取り戻す」というメッセージを振りまいてきた。
有田氏は街宣場所に近づけるロータリーを走りながら「許さない」「立ち去れ」と連呼した。ロータリーを抜けると周囲を走って数分後にまた戻り、「許さない」を繰り返す。ヘイト街宣の抗議に集まったカウンターの市民からそのたびに…
響いた国会議員の非難 川崎のヘイト街宣を有田氏が指弾
拳を突き出しレイシストを非難する有田氏 [写真番号:1086227]
市民の抗議の中で行われたヘイト街宣 [写真番号:1086335]
有田氏の街宣車に賛同を示す市民ら [写真番号:1086336]
ヘイト街宣に抗議する市民。奥が有田氏の街宣車=JR川崎駅北口 [写真番号:1086226]