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箱根・大涌谷、再開の研究路が活況 いざに備え団体行動

社会 | 神奈川新聞 | 2022年5月8日(日) 06:00

 箱根山(箱根町)の火山活動の影響で閉鎖後、約7年ぶりに再開した大涌谷自然研究路の「引率入場」が好調だ。気象条件が厳しく中止となる日も少なくないが、再開後の1カ月で2千人近くが参加。大型連休も予約枠がほぼ埋まるほどの人気だ。人数を制限した上でヘルメットを着用するといった安全対策を講じながら、多くの観光客らが火山地帯特有の景観や自然の息吹に触れている。

大涌谷自然研究路の引率担当監視員として先頭で案内する猪原さん=4月28日、箱根町仙石原

監視員の手にブザー

 「皆さん、『おおわくだに』はどのような漢字を書くか分かりますか」

 3月28日の引率入場開始からちょうど1カ月となった4月28日。担当監視員の猪原悟さん(71)は研究路に入ると、参加者の関心を引く質問を出して言葉を交わしつつ、念入りに注意点を説明した。「いざという時に逃げられるよう団体で行動します」。さらに、手に持っているブザーを鳴らし、「この音を聞いたら監視員の指示に従って」と呼びかけた。

ヘルメットをかぶり、噴煙地を散策する引率入場の参加者=4月28日、箱根町仙石原

 この日1回目となる午前10時の引率入場には、県内外から予約した約25人が参加した。研究路は大涌谷特有の噴煙地が間近。突発的な噴火や火山ガスの濃度上昇などに備える必要があるため、入場者を1回30人までに制限し、1人500円の安全対策協力金を徴収している。列の前後に付いた2人の監視員の誘導で、延長約700メートルの研究路を40分ほどかけて散策する。

 途中にある噴石対策のシェルターで猪原さんは、「このシェルターが防弾チョッキのような役割を果たす」と解説。その一方、町内で30年ほどガイドを務めてきた経験を生かし、用意した手作りの資料を使いながら地形や植物の特徴、町内の温泉も紹介した。

 都内から参加した女性(49)は「初めて研究路に入ったが、説明が分かりやすく楽しく回れた」と満足げな様子。別の女性(70)は「(研究路を自由に散策できた閉鎖以前に)1度歩いたことがある。噴火前とは様子が違う」と斜面の地肌や植生の状況に関心を寄せていた。

入場は「安全第一で判断」

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