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ウクライナ侵攻
ウクライナ侵攻で危機感 「9条守れ」横浜駅前で市民訴え

社会 | 神奈川新聞 | 2022年5月3日(火) 19:30

「9条守れ」横浜で市民100人訴え/街頭で憲法9条の堅持を訴える市民=3日午前、横浜駅前

 憲法改正の阻止を呼びかける街頭活動が3日、横浜駅前で行われた。集まった約100人の市民は、ロシアによるウクライナ侵攻を口実に改憲を推進しようとする動きに危機感をあらわにし、戦争放棄を定める9条堅持を訴えた。

 市民団体「九条かながわの会」が主催。マイクを握った同会事務局代表の岡田尚弁護士は「ロシアのウクライナ侵攻を受けて結局、憲法9条では国を守れない、9条を変えて核を共有すべきだと言っている人もいる。では核を持ったり、敵基地攻撃能力を持ったりすることで私たちのまちが守れるのか」と指摘。「戦争への不安に負けてはいけない。どうすれば地球全体が本当に平和で暮らせるか、皆さんで考えましょう」と呼びかけた。

 集まった市民は「戦争しないと決めた憲法9条が希望」「9条を守ろう」などと書かれた横断幕を掲げながら、平和への願いを込めて「翼をください」を合唱した。

 訴えを聞いた大学1年の志村優さん(21)=横浜市=は「ウクライナ情勢で証明されたのは憲法9条が間違っていることではなく、軍事に頼るのが間違っているということだ。私たちはもっと9条を生かさなければならないし、若い世代も引き継がないといけない」と話していた。

 街頭活動では、憲法改正に反対する署名活動も実施。集めた署名は首相や衆参議長宛に提出するという。(川口 肇)

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