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追う!マイ・カナガワ
横浜・MM線の車両留置場 住民反対も工事再開なぜ(上)

社会 | 神奈川新聞 | 2022年4月4日(月) 05:00

観光客でにぎわう港の見える丘公園。この地下に車両留置場が建設される=横浜市中区

 横浜駅─元町・中華街駅を結ぶみなとみらい(MM)線の車両留置場の建設工事が3月上旬、再開した。運行する第三セクター・横浜高速鉄道(横浜市中区)は工事を約2年間中断して地元住民に説明してきたが、反対する一部の地権者とは平行線のままという。「会社の説明が二転三転する中で一方的に工事が始まった」。地元住民から「追う! マイ・カナガワ」取材班に寄せられた疑念の声を追った。

港の見える丘公園の真下

 小高い丘から横浜港を一望する港の見える丘公園(同区)。色鮮やかな花々が咲き、草木が茂る緑地の地下が騒動の舞台となった。「この真下に巨大なトンネルができるんです」。地元町内会の男性理事(74)が指を差す先には、住宅も立ち並ぶ。

 車両留置場の建設地は、MM線終点の元町・中華街駅から山手方面へ抜ける地下部分。同駅から同公園まで全長約590メートル、深さ20~50メートルの地盤を掘り進めたトンネル内に同線の車両4編成を留め置く計画だ。

 予定地の地上部分には同公園のほか、住宅も18軒ある。同鉄道は地権者の住民らとの協議を進めてきたが、関係者によると、これまでに地下を利用する「区分地上権」に関する補償金契約を交わせたのは数軒にとどまる。

 一部の住民らが不安視するのは、都市部の地下工事現場で相次ぐ地面陥没だ。

 2016年以降、福岡市の博多駅前、横浜市港北区の新横浜駅そばで、いずれも鉄道のトンネル敷設工事が引き金となり陥没が発生。20年に東京外環道の地下工事(東京都練馬区)で起きた陥没では、東京地裁が今年2月に一部工事の差し止めを命じたばかりだ。

 同鉄道は17、18年の説明会で担当者が「地権者が一人でも拒否すれば工事はしない」と発言していたというが、21年には「これまでの説明は誤りだった」と撤回。反対があっても工事を進める方針に転換した。

面会の場で、社長の説明は

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