ロシア軍によるウクライナ侵攻開始から1カ月が経過した。ウクライナ軍の激しい抵抗でロシア軍の苦戦が伝えられる。国際社会ではロシア軍による化学兵器使用の懸念が高まっている。生物・化学兵器に詳しい神奈川大の常石敬一名誉教授は「一度使えば、使用のハードルが下がり、他国も追随する。核兵器も使いかねない。抑止へ向けた正念場だ」と警鐘を鳴らす。(聞き手・山元 信之)
監視しきれぬ大国
常石敬一氏 ロシアの化学兵器抑止は「団結と制裁」
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砲撃で破壊されたウクライナ南東部マリウポリの住宅=24日(タス=共同) [写真番号:1061893]
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神奈川大名誉教授の常石敬一氏(共同) [写真番号:1061898]