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時代の正体 歴史に向き合う
慰安婦映画公開「適法」 デザキ監督「表現の自由の勝利」

社会 | 神奈川新聞 | 2022年1月28日(金) 05:00

判決を受け笑顔を見せるデザキ氏(中央)と弁護士ら =東京都千代田区の東京地裁前

 従軍慰安婦問題をテーマにした映画「主戦場」に同意なくインタビュー映像を使われ、一般公開されたのは不当だとして、米国人弁護士ケント・ギルバート氏ら5人がミキ・デザキ監督や配給会社「東風」(東京)に上映禁止と計1300万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は27日、公開は適法として、請求をいずれも棄却した。

 判決によると、デザキ監督は上智大大学院生だった2016~17年、卒業製作が目的などと告げてギルバート氏らを取材し、映画を作り、その後各地で公開された。

まかり通る歴史否定

 晴れ晴れとした笑顔で「勝訴」の2文字を東京地裁前に掲げた。米国出身のミキ・デザキ監督は2年にわたって味わうことになったのは今の日本社会ならでは、つまりは常識外れな訴訟だった。

 
 

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