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知られざる国会議事堂“政界遺産” 広間の柱に古代の…

社会 | 神奈川新聞 | 2022年1月10日(月) 10:39

国会議事堂

 国会中継やニュースだけでなく、テレビドラマにもたびたび登場する国会議事堂。与野党が丁々発止の論戦を繰り広げる光景は目にしても、その「場」については知らないことが多い。17日に召集される通常国会を前にひっそりと静まり返った国会を歩き回ると、世界遺産ならぬ〝政界遺産”がそこにあった。

 日本の政治の中心地、東京・永田町の国会議事堂。1936年11月に建設され、中央にそびえるピラミッドのような階段屋根が特徴的だ。国会内の警備や見学者の案内などを担う衆議院警務部の橋本喜慶さん(51)と一緒に歩いた。

 橋本さんの役職は4階級で最も高い「衛視長」。この道33年のベテラン職員だ。心なしか、すれ違う衛視たちの敬礼がいつもより切れがいい感じがするのは気のせいだろうか。

自慢の「一本」

写真【1】国会構内の遊歩道で植えられている神奈川県のイチョウ

 まず向かったのは、国会構内の前庭。「都道府県の木」と彫られた石碑が遊歩道の入り口に立つ。両側に沿ってに植えられている樹木は70年の議会開設80周年を記念して各都道府県から寄贈されたものという。

 山形県はサクランボ、栃木県はトチノキ…。ご当地を代表する一本がずらりと並ぶ。神奈川県はイチョウ=写真【1】。葉は散ってしまったが、都会のど真ん中で枝を大きく広げる姿が何ともたくましく誇らしい。

 それにしても、ほかに比べてイチョウの本数が多い気がするのはなぜ? 「隣に植えられている東京都もイチョウなんです」。橋本さんがそう説明してくれた。生育場所の向き不向きがあり、こうして「かぶる」こともあるらしい…。

 ともあれ、四季折々の風景が楽しめる遊歩道。運動不足解消のため、ウオーキングコースとして使っている国会議員もいるそうだ。

古代のかほり

 
 

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