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横浜・旧大口病院点滴殺人
犯行の実相(15)命の尊厳 診療報酬で決まる終末期医療

社会 | 神奈川新聞 | 2021年11月26日(金) 05:20

 「DNR(心肺停止しても蘇生措置をしないことへの家族らの同意)が取れている患者がほとんどだと聞いていたので、急変時に突発の対応をしなくてもよいと思ったからです」(検察官に大口病院に就職した理由を問われた久保木愛弓被告の供述)

事件が問いかけているのは「この国の高齢者医療のあり方だ」と話す小野沢滋医師

 判決理由を耳にし、在宅医療の経験が豊富な「みその生活支援クリニック」(相模原市南区)の小野沢滋医師は眉根を寄せた。

 「完全責任能力を認めた上で、しかし死刑ではなく『無期懲役』というのはどういうことか。私は、死刑にすればいいとは全く思いませんが、膝のけがで入院していて殺害された女性の件を踏まえれば極刑もやむを得ないのではないかと思っていました。判決の背後に、被害者が高齢者だったことがあるのではないかと、思わざるを得ない」

「ひどい状況ある」

 
 
 

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