今年のノーベル物理学賞に決まった米プリンストン大上席研究員の真鍋淑郎さん(90)は、海洋研究開発機構(JAMSTEC、本部・横須賀市)の前身である海洋科学技術センターで地球温暖化予測研究に携わった同機構フェローだ。研究をともにした東大名誉教授で同機構特任上席研究員の山形俊男さん(73)=東京都中央区=は「身内が受賞したような気分」と喜びの声を寄せた。
山形さんは約40年前に米プリンストン大の客員学者として現地の研究所に滞在して以来、真鍋さんとは家族ぐるみでの親交を深めてきた。
気さくで頼り 若手に刺激
真鍋さんノーベル賞決定「身内の喜び」 横須賀時代の研究者
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山形俊男さん(本人提供) [写真番号:857754]
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記者会見後、親族と談笑する米プリンストン大上席研究員の真鍋淑郎さん=5日、米ニュージャージー州(共同) [写真番号:857749]
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真鍋さんが研究した「大気・海洋結合モデル」を用いてJAMSTEC研究者がシミュレーションした2100年の気温の変動(提供:統合的気候モデル高度化研究プログラム) [写真番号:857750]