「街路樹が陰になり、街灯の明かりが届かず歩道が暗くて危ない」。川崎市のパートの女性(54)から、「追う! マイ・カナガワ」取材班に指摘が寄せられた。横浜市の女性(81)からも「街路樹が育ち過ぎて街灯を遮っている。電線も越えており、危険では」という声が。いずれも郊外の大規模な住宅地だが、街路樹に何が起きているのか。
記者は、東急田園都市線宮崎台駅(川崎市宮前区)近くの住宅街に向かった。マンションやアパートが並ぶエリアの車道と歩道の境界に大きな木が並び、生い茂る葉が、街灯の光を遮っているところもある。
夜8時ごろ、確かに歩道が暗いと感じる場所もあった。女性は「暗くなると、前から来る人も分からないくらい。なぜ樹木より下に明かりをつけないのでしょうか」と訴える。
車道照らすため
育ち過ぎた街路樹「夜道危ない」 神奈川の郊外住宅地で何が
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生い茂る葉の間から明かりをともす道路照明灯=川崎市宮前区 [写真番号:856389]
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一軒家が並ぶ郊外住宅地に植えられた街路樹が、電線を越えて大きく成長している=横浜市金沢区 [写真番号:856400]