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首都圏地震
夜の揺れ、震災の記憶 都心からの帰宅はシェアサイクル

社会 | 神奈川新聞 | 2021年10月9日(土) 10:00

神奈川県内でも利用が進むシェアサイクル

 激しい揺れと交通網の寸断─。首都圏で最大震度5強を観測した7日夜の地震。勤め先がある東京都心で、10年前の東日本大震災を想起させる状況に直面した川崎市中原区の会社員、布施大地さん(33)。あの日の経験から、帰宅の足に選んだのはシェアサイクルだった。

 7日夜。地震が起きたのは、残業を終えて帰宅しようとしたころだった。最寄りの新橋駅はJRなど各線が運転を中止。タクシー待ちの長い列ができていた。

 「電車が運転を再開しても、すぐには帰れない」。そう判断し、いつも利用するシェアサイクルにまたがり、大田区のサイクルポートまで1時間半ほどペダルをこいだ。そこから30分歩き、8日午前1時ごろ自宅に着いた。

 「めちゃめちゃ疲れた」と振り返る布施さんだが、「震災の時は会社に泊まり不自由な思いをした。今回は余震の怖さもあり、密になった車内の感染リスクも気になった。いざというときはシェアサイクルを使おうと決めていた」。帰宅手段として利用する人は他にもいたという。

 首都圏の帰宅困難者が大きな問題となった東日本大震災後、自治体や事業者による対策が加速。「むやみに移動を開始しない」がその基本で、今回の地震では横浜市や川崎市が一時滞在施設を開設した。横浜市は「横浜駅や菊名駅でタクシー待ちの列ができていた。大きな混乱はなかったが、急きょ2カ所を開き、並んでいる人に直接利用を促した」という。

 JR東日本横浜支社の管内では、東海道線や横須賀線、京浜東北・根岸線など6路線が一時運転を見合わせ、相鉄線など私鉄各線もダイヤが乱れた。また、東名高速道路や第3京浜、横浜新道も一時、通行止めとなった。(清水嘉寛、三木崇、田中大樹)

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