時代の正体 差別のないまちへ
缶バッジに託す「反ヘイト」の願い 川崎のハルモニが手作り
社会 | 神奈川新聞 | 2021年10月7日(木) 05:00

川崎市内でやまないヘイト街宣に「差別はNO」の意思を示そうと在日コリアンの1世たちが再び筆を執った。市ふれあい館(川崎区桜本)の識字学級「ウリマダン」に通うハルモニ(おばあさん)が9月29日、反ヘイトのメッセージが入った缶バッジづくりに励んだ。
ヘイト街宣の現場で抗議の声を上げる市民に配布し、差別を許さない取り組みを後押しする。
「もうさべつはやめにしてなかよくしましょうよ!!」という手書きの文字に悔しさがにじむ。
「サベツゆるさない」「差別はNO 平和に暮そう」というストレートな表現から、韓国料理に例えて「さべつをやめてぷるこぎをたべよう!」と呼び掛けるものもある。
私の願いは「LOVE」
缶バッジに託す「反ヘイト」の願い 川崎のハルモニが手作り
「反ヘイト」のメッセージを込めた缶バッジ [写真番号:851898]
缶バッジのデザインを描く朴さん(左)らハルモニたち=川崎市ふれあい館 [写真番号:851897]