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旧大口病院事件を考える(2)「高齢者はどうでもいい」のか

社会 | 神奈川新聞 | 2021年9月29日(水) 05:00

 「旧大口病院点滴連続殺人事件」の裁判員裁判が10月1日に横浜地裁で始まる。終末期の患者を積極的に受け入れていた医療機関で何があったのか。高齢者医療や介護という「老いの現場」に日々向き合う人たちの思いから課題を探る。


在宅医療の経験が豊富な小野沢滋医師

 「多くの医師は人命を救うことに強い使命感を持って医師を志すのだろう。私はしかし『人の死』に興味を持って医師を目指した」

 在宅医療に取り組み続けてきた医師の小野沢滋さんは言う。それは医学生のころに研修で、当時はまだ珍しかった在宅医療の現場を見たからだった。

DNRという歪み

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