
ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が元TBS記者の山口敬之氏(55)から性暴力を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が21日、東京高裁で開かれ、伊藤さん、山口氏本人が出廷し、それぞれ従来の主張を述べて結審した。判決は来年1月25日。
伊藤さんは「被害後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)からうつ状態になり、誹ひ謗ぼう中傷でネットに触れることも厳しい状態が続いている」と声を震わせた。山口氏は「ありもしないレイプ被害を作り出され、取り返しのつかない苦しみを味わっている」と訴えた。