新型コロナウイルスの感染者が9月以降、減少する中で、子どもの患者数は増えている。神奈川県内でも新規感染者のうち10代以下が2割を超える日があり、10歳未満に限ると、感染者数がピークだった8月と比べて増加傾向が顕著だ。

子ども向けの治療薬は乏しく、12歳未満はワクチン接種も対象外。現場で奮闘する小児科医は「長い闘いになる」と先を見据える。
9月上旬、三浦半島の医療を支える横須賀市立うわまち病院のコロナ病棟には、成人の重症・中等症患者とともに、3人の子どもが収容されていた。
鼻づまりから呼吸困難に陥った乳児や、高熱から飲食ができなくなった子ども…。
夏休み中に拡大か
神奈川でも増える子どもの感染 治療薬乏しく「長い闘いに」
新型コロナに感染した生後11カ月の乳児をケアする医師=8月下旬、横須賀市立うわまち病院(同院提供、画像を一部修整しています) [写真番号:832005]
宮本朋幸医師 [写真番号:832008]