他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. フェミサイド考(下)小田急刺傷事件 社会はどう捉えれば?

#metoo #youtoo
フェミサイド考(下)小田急刺傷事件 社会はどう捉えれば?

社会 | 神奈川新聞 | 2021年9月17日(金) 10:34

 8月6日に発生した小田急線電車内で乗客10人が切り付けられるなどした事件。報道によると逮捕された容疑者の男は「幸せそうな女性を見ると殺したくなった」と供述しているといい、フェミサイド(女性であることを理由にした殺人)を指摘する声が広がっている。社会としてこの事件をどのように捉える必要があるのか。ジェンダー問題に詳しい作家・北原みのりさん、女性の人権問題に取り組む弁護士・伊藤和子さんに聞いた。

根底にある性差別直視を  作家・北原みのりさん

北原みのりさん(本人提供)

 事件直後から会員制交流サイト(SNS)を中心に多くの女性たちが「これはフェミサイドだ」と発信したことに対し、フェミサイドを否定する声が続々と上がりました。主には「女性を狙ったかどうか分からない」「男性の被害者もいるからフェミサイドではない」「社会的弱者の問題だ」といった主張でした。

 「幸せそうな女性たちを殺したかった」と容疑者の供述が報道されているにもかかわらず、フェミサイドで あることすら定義できない。これは何だろうと 考えさせられました。

 
 

差別に関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング