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特殊詐欺の実態(2)手を染め半年 突き出したナイフ

社会 | 神奈川新聞 | 2021年8月24日(火) 18:45

 特殊詐欺の検挙件数が2020年、過去最多となった。被害総額はピーク時から半減したが、依然として水準は高い。だまし取った通帳やキャッシュカードを使い荒稼ぎを狙う詐欺グループにとって、必要不可欠なのが現金を引き出す「受け子」や「出し子」だ。その末端の実態に迫る。

(公判廷供述など訴訟関係資料のほか、訴訟関係者、捜査関係者、詐欺グループ関係者への取材を基に構成しています)


川上(仮名)が出頭した都内の交番

 「自首したいんですけど」

 午前3時ごろ、都内の無人交番。

 男は卓上の受話器を手に取ると、まくしたてるように話し始めた。

「捕まえて」

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