川崎市内を中心に外国人の排斥を繰り返す差別扇動団体「日の丸街宣倶楽部」が14日、JR川崎駅東口でヘイト街宣を行った。多くの市民が抗議に駆け付ける中、参加者は告知された街宣として過去最少の13人にとどまった。ヘイトスピーチを刑事罰で規制する全国初の川崎市条例が全面施行され1年余、同団体の退潮傾向があらわになっている。
同団体の川崎駅前広場での街宣は6月27日以来20回目。代表の渡辺賢一氏はツイッターで参加を呼び掛けていたが、集まったのはいつものメンバーで、人数も最も多かった昨夏の3分の1以下まで減った。
ヘイトの現場に足を運んできた社会学者の瀧大知さんは「…
川崎ヘイト街宣、退潮くっきり 「条例と抗議の相乗効果」
街宣参加者にプラカードを突き付け抗議する市民ら=川崎市川崎区のJR川崎駅東口 [写真番号:773714]
道行く市民にアピールしたハルモニ手作りの横断幕=JR川崎駅東口 [写真番号:773715]