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#あちこちのすずさん
家も学校も燃えた…戦後の授業は校庭の木の下で

社会 | 神奈川新聞 | 2021年8月11日(水) 18:00

(女性・82歳)

 小学1年生だった夏の夜、空から爆弾が落ちてきました。

 あっという間に家が燃え始め、お兄さんに手を引かれ、遠くの田んぼに逃げました。泥だらけの足を伸ばして空を見上げると、空一面が真っ赤に染まっていました。

 次の朝、やっとの思いで帰り着きましたが、家はありませんでした。近所の家も全部灰になっていました。

 2、3日して、お父さんがトタン板で囲って小さな部屋を作ってくれました。むしろを敷いて、家族みんなで星を見ながら寝ました。

 それから間もなく戦争が終わりましたが、小学校も焼けてしまったので、遠くの学校に通いました。

 教室は時々しか使えず、校庭の木の下で先生のお話を聞いたりしました。教科書もノートもないので、地面に字を書いては足で消したりしていました。3年生になった時、新校舎ができて大喜びしました。


 戦時下の日常を生きる女性を描いたアニメ映画「この世界の片隅に」(2016年)の主人公、すずさんのような人たちを探し、つなげていく「#あちこちのすずさん」キャンペーン。読者から寄せられた戦争体験のエピソードを、ことしも紹介していきます。

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