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平和つなぐ 長崎被爆76年
ナガサキの被爆者は戦争の「防波堤に」 体験語る、今こそ

社会 | 神奈川新聞 | 2021年8月10日(火) 06:00

 今まで被爆体験を話すことはなかった。2年ほど前、周囲の求めに応じて語り始めた。川崎市宮前区の中釜眞妹子(ますこ)さん(77)は1歳8カ月の時、長崎市で被爆した。当時の記憶は無いが、被爆者として生き、苦しんだからこそ今、平和がかけがえのないものだと強く思う。「少しでも、戦争をしないための『防波堤』になれれば」

 1945年8月9日、中釜さんは自宅で母と姉2人と共に被爆した。爆心地から約2.4キロだったが、…

 
 

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