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#あちこちのすずさん
食べるものにも事欠いた日々 すべては近くの山野から

社会 | 神奈川新聞 | 2021年8月5日(木) 18:00

(男性・89歳)

 小生は小学生でした。尋常高等小学校から国民学校と名前が変わりました。

 国家総動員法、治安維持法が成立し、食料品や衣料品は配給制になりました。

 主食の米は成人が一日に2.7合。それも昭和20年に入るとなくなり、母親の着物帯がさつまいもにかわるようになりました。

 一升ビンに米を入れ、棒でついて白米にしました。さつまいもを干して石うすで粉にして、団子を作りました。その他、さつまいものツル、オンバコ(オオバコ)、イタドリ、セリ、ハコベなど、口に入るものすべて、近くの山野で取りました。

 タバコは、山でサワフサギ(サワフタギ)の葉を取り、陰干しして茶色くなった葉をきざみ、特製の「タバコ巻き器」で作りました。


 戦時下の日常を生きる女性を描いたアニメ映画「この世界の片隅に」(2016年)の主人公、すずさんのような人たちを探し、つなげていく「#あちこちのすずさん」キャンペーン。読者から寄せられた戦争体験のエピソードを、ことしも紹介していきます。

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