新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は20日、市内在住の90代女性が死亡したと発表した。また、10歳未満~80代の男女147人の感染を新たに確認。軽症123人、無症状21人で、3人の症状が分かっていない。うち74人の感染経路が不明。
市によると、死亡した女性は発熱があり、6月7日に病院で検査を受けて陽性と判明。7月9日に亡くなった。高血圧や心疾患の基礎疾患があったという。
市内に活動拠点がある劇団では、劇団員6人の感染が新たに確認された。この劇団ではこれまでに劇団員1人の感染が判明しており、市は新たなクラスター(感染者集団)と認定した。練習中の感染拡大が疑われており、約60人の劇団員全員の検査が行われている。市内で予定されていた公演は中止されたという。
放課後デイサービスを行っている市内の福祉施設では利用者2人の感染が新たに判明。この施設ではすでに3人の感染が明らかになっており、市は新たなクラスターと認定した。
すでにクラスターが確認されている神奈川大剣道部と市内保育施設で各2人の感染が新たに確認され、それぞれ感染者は27人、11人となった。