名古屋出入国在留管理局で収容中のスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題で、体調を崩したウィシュマさんが「病院に連れて行ってくれない」「『吐く音がうるさく、あなたは迷惑』と言われた」といった入管の異常な対応を記したメモを残していたことが分かった。16日、出入国在留管理庁の佐々木聖子長官と面会した遺族は「ひどい対応が書かれている。真実を知らせるため、最終報告書に全部載せてほしい」と訴えた。
メモは名古屋入管から遺族が受け取った…
ウィシュマさん残したメモ 遺族が入管庁長官に提示
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ウィシュマさんがシンハラ語で記したメモ。入管の異常な対応と切迫した心情が書き残されていた [写真番号:702992]
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面会後取材に応じる(手前左から)ポールニマさんとワヨミさん=東京都千代田区の法務省前 [写真番号:702993]