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追う!マイ・カナガワ
ついに完成、横浜駅ビル工事…でも雨漏りバケツが随所に?

社会 | 神奈川新聞 | 2021年7月12日(月) 06:00

 「横浜駅はあんなにきれいになったのに、いまだに構内に雨漏り対策のビニールチューブやバケツが随所に配置されています。なぜでしょうか」。横浜市内の会社員男性(53)から「追う! マイ・カナガワ」取材班に疑問が寄せられた。

 駅ビルも完成したばかりで見た目はピカピカのハマの玄関口。梅雨シーズンに事情を探ってみた。


“サグラダ・ファミリア”

【1】JR横浜駅改札構内の広場に設置された雨漏り対策のチューブ=6月上旬

 1日の平均乗降者数が国内4位、約84万人に上るJR横浜駅。鉄道6社が乗り入れる巨大ターミナル駅は、いつもあちこちで改修をしている。終わらない工事をスペインの世界遺産になぞらえて“日本のサグラダ・ファミリア”とやゆする声もあるほどだ。

 JR東日本は昨年、横浜駅西口直結の高層ビル「JR横浜タワー」を完成させた。西口と東口をつなぐ通路も改修され、同社によると長年続いた西口の工事は一区切りを迎えたという。

 商業施設やオフィスなどが入居する同ビルのアトリウムは4階まで吹き抜けで、明るく開放的だ。

【2】JR横浜駅の中央北改札に設置された雨漏り対策用のチューブとバケツ=2日午後

 駅全体がリニューアルされたような印象も受けるが、同駅改札内の「エキュートエディション横浜」広場の天井などに、雨漏り対策用の透明のチューブ(写真【1】)が複数ぶら下がっている。

 記者は、停滞する梅雨前線の影響で県内で大雨警報が出された7月2日、同駅構内を歩いてみた。

 横浜駅地下1階の中央自由通路を見渡すと、中央北改札の真横に青いバケツを見つけた(写真【2】)。近くの店舗で店員に聞くと、「駅員さんが雨の日にバケツを置いて対策しているのを見掛けるが、あまり気にならないですよ」。バケツを持った駅員の姿は、日常風景に溶け込んでいる。

基本構造物は1981年築

 
 

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