6月末から7月上旬にかけて停滞した梅雨前線で、総雨量が850ミリ超となった箱根町を中心に、神奈川県西部では小田原市や湯河原町などで500ミリを超える記録的な大雨となった。
大雨関連の警戒レベル(5段階)で、レベル4に相当する「土砂災害警戒情報」が21市町に発表され、「氾濫危険水位」を超えた河川(芦ノ湖含む)は計20に上った。
平塚市が全国で初めて発令した警戒レベル5の「緊急安全確保」など、リスクの高まりを知らせる情報は次々と出たが、深夜や早朝に雨量のかさんだ地域が多く、避難行動のタイミングを見極める難しさがあらためて浮かんだ。
警戒情報第1号は午前1時
記録的大雨、難しい避難の見極め 雨量増加は深夜・早朝に
記録的大雨で川のようになった湯河原町内の県道(同町提供) [写真番号:695587]
連続雨量が多かった地点 [写真番号:695588]