停滞する梅雨前線の影響で県内は記録的な大雨となっており、横浜地方気象台によると、箱根町で3日、降り始めからの降水量が800ミリを超えた。警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」は一部地域で解除されたが、4日午前に再び雨が強まる恐れがあり、気象台は土砂災害への厳重な警戒を呼び掛けている。各市町も避難指示などを発令している。
気象台によると、降り始めとなった6月30日からの雨量は、箱根町で801・5ミリに達した。山北町417・5ミリ、小田原市385・5ミリ、平塚市343・0ミリ、海老名市337・5ミリとなっている。
21市町に発表されていた土砂災害警戒情報は3日午後1時すぎ、横浜市北部と茅ケ崎市、伊勢原市、南足柄市、松田町、山北町で解除された。
気象台は「雨のピークはいったん過ぎたが、4日にかけて断続的に雨が続く」として、引き続き警戒を呼び掛けている。