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追う!マイ・カナガワ
点字ブロックに並ばないで(下)バス依存のまちだからこそ

社会 | 神奈川新聞 | 2021年5月30日(日) 17:06

 「JR平塚駅のバス乗り場で、点字ブロックの上に人が並んでいる状況を頻繁に見ます」との指摘が「追う! マイ・カナガワ」取材班に寄せられた。

 指摘した女性の「改善するにはいったいどこに相談すれば?」との声に、取材を進めると、路線バスに多くを依存するまちの課題が見えてきた。


バリアフリー仕様

平塚駅北口・ロータリーのバス乗り場

 平塚市はこの問題をどう考えているのだろうか-。問い合わせると、市は現地調査を行って整列テープの有無などが書かれた地図も制作して取材に応じた。

 同市交通政策課によると、市は2005年から平塚駅周辺を「重点整備地区」とし、高齢者や障がい者が利用しやすいまちづくりに取り組み、北口のロータリーは09年にバリアフリー仕様に再整備。14年には当事者団体や交通事業者ともバリアフリー推進協議会を発足させている。

 こうした取り組みにもかかわらず、市民らから「点字ブロックの上にバス待ち合いの人が並んでいる」などと苦情が寄せられたことがあり、神奈川中央交通に整列テープなどの対応を依頼しているという。

【1】盲学校の生徒も利用する7番乗り場。整列用の黄色いテープが劣化して薄くなっている=平塚市

 2、3番乗り場などの土地は市の所有で、「バス停の上屋や点字ブロックなどは市が整備した」というが、「バス利用者をどう誘導するかは、事業者の責任としてお願いしている」と担当者。ただ、テープが薄れ、劣化している乗り場(【1】)もあり、事業者だけに任せていていいのかは疑問に感じた。

 点字ブロックの利用や整備に詳しい日本視覚障害者団体連合(東京都)は「バス停の整列テープの整備などは、自治体と事業者が協議して決めるべきだ。連携して啓発していく必要があると思う」と指摘する。市も「点字ブロックの上に並んでしまう状況があることは、協議会の議題でも提案していきたい」と今後は対応していくという。

市内に1駅のみ

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