東神奈川駅(横浜市神奈川区)と八王子駅(東京都八王子市)を結ぶJR横浜線はなぜ、その大半が横浜駅まで行かないのに横浜線を名乗るのか? 長年の利用者という相模原市在住の男性会社員(35)から「追う! マイ・カナガワ」に“怒り”が寄せられた。通勤通学で横浜方面へ向かう際、一つ手前の東神奈川駅で乗り換えの憂き目に遭った人は数多いはず。昨年末まで東京都町田市在住で、横浜線を使って関内駅(横浜市中区)まで通勤していた記者もそう思っていた。「なぜ、東神奈川行きなのに横浜線なの?」(最上 翔)
平日朝の東神奈川駅3・4番線ホーム。東神奈川止まりの横浜線の電車が到着するや否や、乗客は混雑するホームを縫って、階段やエスカレーターを駆け上がる。その多くは、反対側の1・2番線ホームに止まる横浜方面の京浜東北線を目指す。毎朝、これを繰り返すのは大変だろう。
「ドル箱」京浜東北を優先【下:走行エリア図】
横浜駅まで行かない横浜線(上)東神奈川駅の朝、まるで苦行
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横浜線の「起点」、東神奈川行きの案内を示す、車体側面の行き先案内表示器=大口駅 [写真番号:621913]
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直通運転開始初日の住民の様子を伝える1932年10月2日付の横浜貿易新報 [写真番号:621919]
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横浜駅を出発する、横浜線の直通電車。平日や土休日の日中は約10分間隔で運転している=横浜駅 [写真番号:621920]