新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で6日、新たに10歳未満~90代の男女224人の感染が確認された。うち109人が感染経路不明。1日当たりの新規感染者数は5日に9日ぶりとなる100人台まで減ったが、再び200人を上回った。
横浜市では、部員1人が感染した市内大学の運動部で新たに部員6人の陽性が判明し、市はクラスター(感染者集団)と認定した。7人は別の運動部員らと同じ寮で集団生活していた。
川崎市では、市立橘高校で男子生徒1人の陽性が判明。同校の感染者は6人となり、6日から濃厚接触者が特定されるまで臨時休校とした。
一方、5日は県内で2人の死亡と152人の感染が新たに確認された。
川崎市によると、亡くなったのは、横浜市居住の70代女性と川崎市宮前区の80代男性。いずれも川崎市内の病院に入院しており、4日に死亡した。
変異株「かなり増えている」
県は6日、県内で既に発表されている新型コロナウイルス感染者のうち、新たに10歳未満~80代の男女77人が変異株に感染していたと発表した。県内の変異株感染者は千人を超え、1001人となった。
今回発表された77人のうち、重症者は確認されていない。16人が英国株の疑いと判明し、他61人は検査中としている。
黒岩祐治知事は同日、記者団の取材に「5日時点の変異株検出率は47・5%。3月が9・8%、4月は43・2%とかなり増えている。年齢別でも30代以下が54%と半数を超え、注意が必要だ」と述べた。(佐々木 航哉)
6日の神奈川 感染者再び200人超、変異株は累計千人に
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5月6日現在の県内市町村別感染者数 [写真番号:610489]