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横浜戦災遺族会が解散 父娘から次世代へとつなぐ憲法の理念

社会 | 神奈川新聞 | 2021年5月3日(月) 06:00

横浜大空襲の犠牲者を悼む平和祈念碑。毎年5月29日に犠牲者の氏名と年齢を刻んだ銘板を公開している=横浜市中区の大通り公園

 時は容赦なく、過ぎる。横浜大空襲の犠牲者遺族らでつくる横浜戦災遺族会が4月末で解散した。

 会員の高齢化が影を落とし、半世紀の歴史に幕を下ろしたが、会長を務めた池谷倫代さん(66)は平和継承の継続を誓い、その拠(よ)り所(どころ)に憲法を見据える。「主権、人権、平和。大切なことは全て憲法の中にある」

焼き魚嫌った父

 1945年5月、父栄一さんは空襲の猛火を生き抜いたが、姉とおいを失った。当時16歳。焦土と化した街をさまよい、数多の遺体の中から2人を捜したが、かなわなかった。

 戦後、夜空に打ち上がる花火の音に降り注ぐ焼夷(しょうい)弾を想起した。焼死体を思い起こすからと焼き魚を嫌った。「父は生涯、戦争を背負っていました」

 83年、父は周囲に請われて2代目会長に就き、平和祈念碑の建立に力を注いだ。犠牲者が平和の礎となっていることを次世代に伝えたいとの思いがあった。93年、病を患いながらも横浜・大通り公園に完成させ、由来文には「恒久平和実現の為(ため)の一里塚」と刻んだ。

意見広告で謝罪

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