二つある「新子安歩道橋」が、地域の悩みの種だという。
横浜市神奈川区の市立子安小学校の通学路である国道・新子安歩道橋(地図【1】)は児童数増加に伴い、3年前に改修計画が始まったものの、今も未着工だという情報が「追う! マイ・カナガワ」取材班に寄せられた。
地元の期待と裏腹に改修が進まず、近くの市道・新子安歩道橋(地図【2】)は混雑し、パンク寸前という。新子安で何が起きているのか。
数珠つなぎ20分
希望にあふれた新学期のある朝。JR新子安駅北側の市道・神奈川産業道路に横浜市が設置している新子安歩道橋(地図【2】)では、子安小の子どもたちが長蛇の列を作り、色とりどりの傘の花が咲いていた。
児童数1100人超は市内339校でも3番目(昨年度)に多い。校舎が手狭になり、2018年4月に現在地の新校舎に移転したばかりだ。
全児童の半数以上が利用するという同歩道橋の数珠つなぎは約20分にも及んだ。すれ違う通勤者と傘が当たるなど、雨天時の子どもたちの歩みは遅い。
パンク寸前、懸念
二つある「新子安歩道橋」の悩み(上) 大混雑でドミノ危惧
-
二つある「新子安歩道橋」の位置関係 [写真番号:603394]
-
児童の行列が絶えない新子安歩道橋=横浜市神奈川区 [写真番号:603393]