
新型コロナウイルス「まん延防止等重点措置」の対象地域に追加が決まった県内の6市で24日、戸惑いと諦めムードが広がった。
「そんなに感染者は増えていないのに」「連休に備えた対応なら仕方ない」。
規制強化が始まる東京都との往来制限に理解を示す一方、飲食店や観光事業者からは落胆の声が上がった。
「町田や相模原など小田急沿線で適用されていたから時間の問題だと思っていた」。
厚木市の繁華街で小学1年の娘(6)とファストフード店を訪れていた母親(35)はため息をついた。
市内の1日当たりの感染者数は10人前後で推移しており、「適用は感染予防のきっかけになる」としながらも「自粛に疲れた。全員の意識が変わる抜本的方法ではない」と続けた。