わいせつ事案を起こす教職員をなくすため、神奈川県教育委員会が立ち上げた有識者会議は20日、事案の根絶に向けた提言をまとめ、桐谷次郎教育長に提出した。
組織的なサポート体制の整備や専門家との積極的な連携などが柱で、倫理指針の策定といった8項目の具体策を盛り込んだ。
提言を受け、県教委は今月中に具体的な取り組みをまとめる。
提言では、過去の事例からわいせつ事案の発生原因を▽教職員の理解不足▽相談を受ける際の児童・生徒との距離感の誤認や判断誤り▽行動抑止の仕組みやサポート体制の不足▽性癖などの個人的資質─と分析。